ダンスの大会、
最終的に審査員の採点により、勝敗が決する。
審査の基準が明確か、といえば必ずしもそうとは言えない。
それぞれのジャッジの胸算用とならざるを得ない。
そのことに異議申し立てをするわけではなく、ただやはり、いっかいいっかい、色々とぐるぐると、審査結果に思いを抱くことはある。
弱く、不出来な人間なので、それはそれで仕方がなかろう。
ただ大会に参加する限りはそのことを前提として、その覚悟をあらかじめ準備して、当日舞台に立つしかないし、
生徒たちにもそう告げている。
大会に参加する、ということはそういうことです、と。
一条に関して言えば、ぶっちぎりの、ダントツのダンスを踊ろう、といつもその場面を目指している。
圧倒的にいちばんのダンスを。
これまでもこれからもそのことに、一片の変化はなく、途方もない挑戦は続くことになる。
昨日の一条のダンスも、ここにしかないオリジナルで、他とは一線を画す、よきダンスでした。
まぁ、もう少し言えばまだまだ足りてなかったということになる。まだまだ勝ち切る力が足りておらん、と。
一条を外して、他校のダンスに少し感想を。
顧問として、
顧問としては、どのようなダンスであれ、ジャンルであれ、センスの良さをまず観る。
センスがよいか、どうかなので言語化するのはなかなか難しい。
小編成部門では、大阪暁光が抜群の圧倒の、ダンスでした。躍動感、ダンスのダンスたる由縁を感じる、めっちゃいい、と思わせる、あぁよいなと感じる演技でした。
大編成部門では、なんといっても京都文教。
圧巻の、文句なしの、観衆を魅了してやまない、よきダンスでありました。
歴代の高校ダンス部の大会作品でも上位にランクインするものであるな、と感じ入る次第です。
奈良一条と京都文教との競い合いはここからが年季の入れどころとなる。
負けてはならんな。
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